と言うのは軽い冗談ですが、丁度今日は綺麗な満月なのでメガテンというかオカルトっぽい話でも一つ。
月と言うのは古来より人の精神と深く結びついているとされまして、Lunaticがちょっと頭の調子が悪くなった人の状態を指したり、満月の日に殺人事件が多くなるとかいう俗説があったり、悪魔と会話が成立しなくなったりするのは皆さんご存知かと思います。そして、オカルト的には精神と体は密接に結びついているわけでして（だから美男美女は性格が良いという俗説がある。逆もまた然り）ライカンな方々が内に眠る野生に支配されたり、合体事故が多くなったりするのもご存知のところだと思います。
魔術的にも財布をさらして金運アップとか魔術武器を清めたりとかパワーストーンにエネルギー充填だとか、美容健康にも効果があると言われているようで、やはり何らかの力があるのでしょうね、この月の光には。
以下電波話にチェンジ。

さて、最近神道にはまっているのですが、日本神話ではこの月を司るのは月読命と言うのはこれまた皆さんご存知の事だと思いますし、この月読命、天照大御神、素戔鳴尊で日本神話の三貴神と言うのも今更な話でしょう。
ところでこの三神の内、最も逸話に欠けるのが月読命であり、他二神に挟まれて何も行わない、いわゆる中空構造であるところが日本神話の独自性である、と故河合速雄氏が仰っています。これは言い換えれば中空＝何もしないことで他二神の間のバランスを何もない＝中空に保っているわけです。月の持つ狂化作用や浄化作用と言うのもこの中空化に基づいていると考えれば一つ筋が通るのかもしれませんね。美容健康は……元々人間と言う物は神の似姿だけあって美しく健康なものなのです！　……苦しいか？
さてもう一つ。この三貴神はそれぞれ神器に相当するのですが、月読命＝鏡とする面白い説があり、これを取るなら『夜の闇に浮かぶ中空の月を鏡として、自らの心を中空と観ずる』なんて言う魔術的な文言も成立するのかもしれませんね。
何にせよ明るい満月は真っ暗な宵闇を照らしてくれる優しい光ですし、魔術的なパゥワがあるのは先人のお墨付きでもあるので、この機会に月光浴などして見ませんか？と言う話でした。
あんまり時間が遅いのは良くないらしいですがね！オカルト的に考えて！

此方は取り合えず月を肴にハーブティーでも飲んで安眠する事にしてみます。
と言うわけでおやすみなさい。