防御能力：雑音検知に関する覚書です。

聴覚情報として受信した空気振動を視覚的な映像として検知、認識する能力。
相手の動きを音から観る事で、その行動軌跡を把握、予測し、回避するのが主な用途。
人間の視覚とは違い聴覚的に認識をしている為360度死角は無く、
また周波数と音圧の違いにより、空気振動を色彩、明度、濃淡の様に認識する事ができるため、
耳を裂く大音量だろうが確りと認識できる。
ただし耳の構造自体が変わるわけではないので、
鼓膜が破れたり蝸牛に障害を受けたりはする。
基本的に動く相手を検出する為の能力ではあるが、
音を反響させる事でアクティヴソナー的な使い方もできる。
原理的に動かないものや魔術的に音を立てないものはアクティヴな使い方をせずに知覚できず、
また高速攻撃や広範囲・全方位攻撃、至近距離で瞬間的に発生する攻撃などに対処することが苦手。
そもそも例えば抜刀音や銃撃音を聞いてから避けるのは無理な為、あくまでも先読みの能力であるのが欠点。
自分の聴覚が封じられた状態などでは機能しない。
発動前に発動体を中心に半径1m程の不自然な無音状態が発生する。
これは一時的に空気振動を消し去るサイレンス呪文のように利用できる。

基本的に常時展開しておいて、実際回避する時、もしくは効果を出す時に利用します。
使わなかったとしても展開した能力は戦闘終了後に回収するので、トータルで４回を超えては使えない。


後々雑音工房と統合する予定。