忍者ブログ
平野耕太に悪影響を受けたオタの人が電波話や悪魔トークを繰り広げて萌える人外魔境だよ。 大屋津媛様ハァハァ。
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

背後の妄想6
眼前に広がるのは見渡す限りの悪魔の群れだった。一匹一匹は、然程苦戦せずに倒せる相手だとは言え、さすがに倒しても倒してもきりが無い戦いは、やがて青年の体に疲労と傷跡を溜め込んでいく。呼吸の隙を突いて飛び掛ってきた鬼を、正面から唐竹割に斬って落とした。そのまま正眼に日本刀を構える。
「半分ぐらいは流石に仕留めたいよな、お前らぐらいの相手なら」
返り血に染まった口元を吊り上げて、目の前の軍団に向かって高らかに宣言する。その挑発に乗って、再び襲い掛かる悪魔たち。一匹、二匹、三匹、四匹、擦れ違い様に切り捨てる。頭上からもう三匹。瞬時に刀身が描く軌跡をイメージする。刀では間に合わないのが一匹。魔術詠唱に意識を集中させた、その時だった。死を告げるバンシーの啜り泣きが響いた。それとともに、頭上を透明な何かが薙ぎ払う。吹き飛んだ悪魔は、全身の骨を砕かれて絶命していた。
「よお、相棒……未だ生きてるか?」
冗談めかした声は、記憶にあるより少しだけ低い気がした。
「ばっかやろう、今まで何してたんだよ、チンドウ!」
振り返った視線の先には懐かしい面影が確かにあった。こちらの隣に跳躍してきた相手の胸元、拳で殴りつける。
「ごめんごめん、色々あったんだよ、こっちも……ま、でも今日は、僕と君とでダブルウィッチだね」
「ウィッチは魔女だろうが……まあいいけど。俺が半分、お前が半分。二人なら余裕だな」
互いに顔を見合わせて、微笑む。相手が今の自分と同じ程度に力量をあげていることは、一見しただけで判った。
「オーケー、取り合えずさっさと片付けて、酒でも飲みながら思い出話に花を咲かせるとしますか」
二人の表情には、不安も心配も無かった。そう、最早、一人じゃない。背中を預けて戦う事が出来る戦友がいれば、どんな敵にだって負けるはずが無いということを二人とも知っていたからだ。
なんという方陣技フラグ。こんな感じで色々力を合わせて戦闘盛り上げたかったですねえ。後図書館進侵入とかも。Cの方でも書きましたが学生らしい下らない話も色々としたかったです。青春って素晴らしいですね。感謝。
PR
コメントを投稿する

HN
タイトル
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
この記事のトラックバックURL:
カレンダー

06 2025/07 08
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
フリーエリア

最新コメント

最新トラックバック

プロフィール

HN:
the deamon in jintengchensi
性別:
男性
職業:
好事家
趣味:
PBW
自己紹介:
変なゲームを作るのが趣味の人です。
変な方向に広く浅い知識の持ち主だよ。
画像は外の皮。
バーコード

ブログ内検索

カウンター

アクセス解析