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平野耕太に悪影響を受けたオタの人が電波話や悪魔トークを繰り広げて萌える人外魔境だよ。 大屋津媛様ハァハァ。
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水鳥の刹那の羽ばたきに一つまた一つと消えていく泡沫〈7〉
ん、あそこに居る制服姿の少年は……ミギィだ。相変わらず楽しそうな笑顔を浮かべてるなあ。

第一印象は、こいつ面白い奴だなー。洒落が分かるし頭の切れも良さそう。何でも屋の噂は聞いていたけど、なるほど噂どおり使えそうだなあって印象だった。
その印象はそのままに、でもひっくり返されたのはアーネンエルベで。勿論頼りになりそうにない奴なら、あの森で僕の護衛を任せるなんて事はできないんだけど、僕が期待してた以上に頑張ってくれた。知識と知恵にしっかりと裏付けされた行動。現実的に彼我の能力差はあるにせよ、先頭を切って困難な遺跡に立ち向かっていく勇気。前に進む時と引き際を見誤らない判断力。そして苦境に落とされても愚痴をおくびにも出さず、それを乗り越えていこうとする意志の強さ。こいつと一緒に遺跡に潜ったのは大正解だと思ったし、それ以上にこいつと一緒に遺跡に潜れて、良かったと思う。。
春原先生とぶつかり合うのは、多分互いを大切に思ってのことだろう。正直少し羨ましいなあと思う。でも、ミギィはそれと同じように僕の事も大切に思っていてくれていた。少なくとも僕はそう思っているから、そういう風に思える相手、こんな良い奴と友達になれたことは、僕の学生生活での最大の収穫だったのかもしれない。こいつと一緒ならどんな苦難だって乗り越えられる。そう思える友達を、人は人生の中で何人持てるんだろうか。
本当は、もっと一緒にくだらない、それでも自分たちにとっては大切な臭い青春話とかもしてみたかったし、まだ続くであろう試練に一緒に挑戦してみたかった。水と音って結構相性いいから、二人の全力を合わせてなんか一つの事をやってみたかった気はするなあ。
最早それが叶わないとしても、僕はミギィのことを大切な、親友だと思ってるし、命がけの試練を共に潜り抜けた戦友だと思ってる。離れていても、君がいつまでも君らしく在れる事を心の底から願っている。



(そして水鳥は飛び立ち、水面に残された波紋はやがて時の流れと共に消えていく)
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